家の中の温度差が引き金となる「ヒートショック」や屋内で発生する「熱中症」、「風邪や冷え性」などは断熱で予防できます。また、アレルギーや腰・肩の痛みなども改善に効果があると言われています。
暖房の効いた暖かい部屋から、浴室やトイレなどの寒い部屋に移動したとき、急激な温度差により血圧が変動し、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞等を引き起こすきっかけとなります。ヒートショックに関連する死亡者数は、交通事故で亡くなる方の3倍に及ぶと言われています。
住宅を断熱することは、室内の温熱環境の改善による快適性の向上だけでなく、20℃近い急激な温度変化で生じるヒートショックの防止にも役立ちます。
健康改善率に対する各因子の寄与割合
「飲食」「運動」「喫煙」「断熱」の4つの要素のうち、「断熱」が最も健康改善に効果があります。
高断熱の健康改善効果
断熱性能を上げると健康改善に効果があることがわかっています。
高気密・高断熱の家は冷暖房の効果が高く、騒音や花粉、PM2.5などの不快因子の侵入も防止します。また、換気システムを導入する事で、よりきれいな空気を取り入れる事が可能です。
生活にかかる費用のうち、冷暖房費は家の建て方で大きく変わってきます。ランニングコストの低い家で快適に健康に暮らす家づくりをご提案します。
セルロースファイバーとは、天然の木質繊維のことです。
なぜ天然繊維が優れているのか、その秘密は自然がつくった小さ
な空気の粒にあります。セルロースファイバーはさまざまな太さ
の繊維が絡み合っており、その絡み合いの中に空気層をつくり、
また繊維そのものにも自然の空気胞を持っていることから、より
一層熱や音を伝えにくくしているのです。
さらに木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保ちます。
快適性・省エネルギー、そして住まいの耐久性を追求した高気密
・高断熱住宅には、計画的な換気システムが不可欠です。「健康
配慮」されたフィルターで外気をきれいにして取り込みます。
家全体に新鮮空気を送り込む吸排気システムです。外が寒い時期
でも温度を上げて、外が乾燥していても湿度を上げて、空気が入
ってくるため(夏は逆になる)、一年を通して快適に過ごせます。
従来型の壁が穴だらけ(平均5個程度の自然吸気口あり)になる
換気と違い、吸排気を1か所ずつ開けるだけなので、外観のイン
テリア性を損ないません。
花粉をシャットアウトできるフィルターを装備しているため、ア
レルギーに悩まされなくなります。
従来品と比べ、消費電力が低く、ランニングコストが1/3で済み
ます。